AndroidOS2.1と2.2と2.3と3.0の違い
Xperia arcの発売により、現在発売されているAndroid端末(タブレットは除く)のOSのバージョンが
2.1(コードネーム:Eclair)、2.2(コードネーム:Froyo)、2.3(コードネーム:Gingerbread)の3種類となります。
じゃあ、その違いって何なのよ?と思われる方も多いと思うので各バージョンの進化をまとめておきます。
基本的に新しいバージョンは過去のバージョンの機能を含みます。
なお僕には技術的なバックボーンが無いのと、細かい事を書きだすと読んでいて眠くなると思うので、
特徴的な内容だけ書いています。
【AndroidOS2.1(エクレア)】
・マルチタッチに対応(ただし端末のハード的問題でマルチタッチ不可の端末もある)
・カメラ機能の強化(フラッシュとかズームとか)
・ブラウザ機能の強化
・ライブ壁紙対応
・Bluetooth機能の強化(通信距離の延長や、省電力化)
・マルチアカウントサポート(OS1.6では一つだけだったGoogleのアカウントを、OS2.1では複数使うことができるようになった)
【AndroidOS2.2(フローズンヨーグルト)】
・端末やブラウザの処理速度の高速化(2.1と比較して2~5倍と言われています。)
⇒JIT(Just In Time)コンパイラとV8 JavaScriptエンジンの搭載等いろいろとあるんですが、
要は緑色のザクが赤色になったような感じ。
・Adobe Flash対応(YOUTUBEもニコニコ動画も問題なく視聴できるようになった)
・テザリング対応(ただし国内発売のAndroid端末はこの機能を無効にしているものが多い)
【AndroidOS2.3(ジンジャーブレッド)】
2.2から2.3へのバージョンアップ内容は機能追加というよりも、
システムの完成度を高めるための、細かいブラッシュアップが主となっています。
・端末の操作性向上・高速化(ビグロぐらいになったかも)
・ゲームのための機能改良(「PlayStation Suite」の対応はOS2.3以上)
・NFC(おサイフケータイで使われるFelicaの上位規格)対応
・バッテリー消費の改善
・キーボード入力機能(コピーペーストの改善)
ざっくりと解説しましたが、大枠はこんな感じです。
先日、Xperia arcに触る機会がありましたが、確かにスムーズな動きでした。
ただ、多くのユーザーからしてみると2.1⇒2.2で対応するフラッシュ動画が重要だと思いますので、
動画視聴を重視する方はAndroidOS2.2以降の機種(バージョンアップする機種)を購入することをオススメします。
それと、タブレット用にAndroidOS3.0(Honeycomb)がリリースされています。
【AndroidOS3.0(ハニカム)】
従来のAnrdoidがスマートフォン向けのプラットフォームであったのに対し、
Honeycombはタブレット型端末での利用を想定して設計されたものとなっており、
大画面で自由度の高いタブレット型端末に最適化されたOSになっているそうです。
また、旧バージョン向けに開発されたアプリケーションとの互換性が保たれているらしく、
まぁ、良く分かんないんだけど凄いらしいです(ぉぃ)
なお、2011年3月現在、日本国内でAndroid3.0が搭載されているタブレット型端末は
NTTドコモのOptimus Pad(LGエレクトロニクス製)と、auのXOOM(Motorola製)の2機種です。