書類の書き方

応募書類の重要性

書類 就職活動において必ず必要な事は応募書類を作成することです。
なぜ応募書類を作るのかというと、「面接の機会を得る」ために作成するのです。

現在の状況は、
求人数よりも求職者の方が上回っており、企業側の方が優位な立場にあります。
応募が多数という事は、面接の前に書類で一次選考を行う企業が増えているという事です。
いくら人間性が優れていても、
書類選考で落とされていてはそれを伝える事はできません。

したがって、応募書類は企業の採用担当者に「会いたい」と思わせる事が重要になってきます。

単に学歴や職歴等を並べるだけでなく、
自分自身の魅力やスキル、また何がしたいかということをアピールしていく必要があるのです。

≪応募書類の種類≫

1.添え状・挨拶状
ビジネス文書として、送付する書類の内容・目的を伝える書類です。
単なる挨拶だけでなく、熱意を込めた内容が良いでしょう。
新卒の就職活動でも、
社会人としてのマナーを持っている事をアピールするために作成することをオススメします。

2.履歴書・エントリーシート
氏名・住所・年齢・学歴・職歴・顏写真・資格・志望動機・自己PR等の基礎データを記載する書類です。
市販の履歴書でも問題ありませんが、
自己PRや志望動機などのスペースが小さいため、ワード等で自作している方も多いです。

エントリーシートは、特に新卒の就職活動で多く使われており、
各企業ごとに重要視している項目の箇所が大きくなっています。

3.職務経歴書・自己紹介書
市販の履歴書では職歴やスキル等の企業側としても知りたい情報が入らないため、
別途、職務経歴書を提出させる事が一般的です。
逆に応募者側としては、自分の強みやアピールしたい点を盛り込んで作成できる書類でもあります。

新卒の学生は特に必要ありませんが、場合によっては自己紹介書を作って、
履歴書やエントリーシートでは入りきらなかった情報を記載しても良いかと思います。

履歴書・エントリーシート記入の注意点

履歴書は会社に提出する公式書類です。
履歴書の項目に不備がある場合は大きな減点材料になり、書類選考で不合格になりかねません。
正確で丁寧に記入することを心掛けてください。

履歴書のテンプレートはこちらからどうぞ

【書き方の基本】
◆市販の履歴書(法令様式)を使うのが一般的です。
パソコン等で作成した履歴書でも構いませんが、字体を見たい採用担当者もいますので、
時間があれば手書きの履歴書をたくさん作っておくことをオススメします。
なお新卒の場合、履歴書は学校指定のもの、エントリーシートは各企業指定のものを使用してください。

◆黒インクのボールペン、万年筆で記入してください。青インクで書いてくる応募者は少数です。

◆楷書体で丁寧に書いてください。
字のきれい・汚いよりも、丁寧か・雑かということを採用担当者は見ています。
間違えたら新しい用紙に書き直してください。(修正液・訂正線は使わないこと)

空欄をなるべく作らない
書類に空白が多いと意欲や熱意が感じられません。
しかし詰め込み過ぎると読みづらくなってしまうので、バランスを取りながら記入してください。

【個別項目】
写真 ◇スナップ写真は不可
◇スーツ着用で、胸から上の物を使用する
◇髪型や髭など、身だしなみを注意して撮影する(できればスピード写真は控える)
日付
生年月日
◇郵送の場合は投函する日、持参する場合は持参日の日付を記入する
◇元号を省略せずに記入する
氏名
住所
◇氏名は他の項目よりも大きめの字で記入する
◇印鑑押印欄があれば忘れずに押す(シャチハタは控える)
◇フリガナ欄がカタカナであればカタカナで、平仮名であれば平仮名で記載する
学歴 ◇最初の行の中央部に「学〇〇歴」と2文字程度間隔を空けて、バランスよく記入する
◇中学校卒業から大学(卒業・卒業見込み)まで記入するのが一般的
◇中途退学の場合は、理由を簡潔に記載する
◇「〇〇県立」や「私立」、「〇〇学部〇〇学科」等、省略せずに記載する
◇「同上」や「〃」で省略しない
◇職歴がなければ、最終学歴(卒業見込み・卒業)の一段下の行の右隅に、「以上」と記載する
職歴 ◇最終学歴の一段下の行の中央部に「職〇〇歴」と2文字程度間隔を空けて、バランスよく記入する
◇「株式会社」や「有限会社」等、所属部門を省略しないで記入する
◇「同上」や「〃」で省略しない
◇退職理由は特に記載しない(面接で聞かれたら説明する)
◇最終職歴の一段下の行の右隅に、「以上」と記載する
資格・免許 ◇取得している公的資格はすべて記載する
◇保有資格が多い場合、希望職種と関連性の高い資格から順に記載する
◇取得を目指して学習中のものも記載して可
(例:現在、〇〇資格取得のため専門学校にて勉強中です。)
◇「普通自動車第一種運転免許」や「日本商工会議所簿記検定2級」等、省略せずに記載する
趣味・特技 ◇自信があるものを具体的に記入する
◇人柄や特性が伝わるものを具体的に記入する
(例:読書でもジャンルや好きな作家を記入する事で話がふくらむ)
◇なるべく仕事に関連するような内容を記入する
◇面接で話のネタになりそうな内容を記入する
志望理由
自己PR
◇文字数が限られているので、結論を先に書き、簡潔に記入する
◇応募企業の事業内容や職種にリンクするような、自分の経験やスキル等の内容を記入する
自己PR、志望動機の項目で考えた面接1分バージョンを活用する
◇短所は書かない
本人希望欄 ◇転職可能時期、面接の連絡方法、希望職種・勤務地等、本人の希望を記入する
◇空欄のままにはしない

採用担当者は履歴書・エントリーシート・職務経歴書を見て会いたいかどうか判断します。
この書類が雑に書かれていたり、誤字脱字が多いと、
仕事も同様に雑であったり、ミスが多いだろうと判断されてしまいます。
提出前には必ず見直しをして、つまらないミスを減らしましょう。

また、書類にはあなたの全ては書ききれません。
書類はあくまでもエッセンスで、採用担当者に「面接でこの先を聞きたいな」と思わせる事が重要です。
その辺りを考えながら応募書類を作成してみてください。

なお、応募書類は全てコピーを取っておくことをオススメします。
企業によって内容を多少変更することが多いと思います。
コピーに(〇〇株式会社〇月〇日提出)とメモしておけば、
面接前に内容を確認でき、書類と矛盾した発言をしなくて済みますので、ぜひおこなってくださいね。

職務経歴書・自己紹介書の書き方

書類 職務経歴書はあなたの経験やスキル、実績をまとめた書類で、
「あなたという商品」を売り込むために、
自分の個性や強みをを採用担当者に伝えるための重要な書類です。

あなたが入社することにより、成果が上がるという事を採用担当者にイメージさせるために
読みやすく簡潔に、アピールしたい点を記載していく工夫が必要です。
職務経歴書は特に形式が決まっている書類ではなく、構成や表現方法も含めて、
あなたの個性やアピールポイントが効果的に見えるように作成してください。

【職務経歴書の記述方法】

職務経歴書(年代順式・逆年代順式)のテンプレートはこちらからどうぞ
職務経歴書(職能別式・キャリア式)のテンプレートはこちらからどうぞ

≪年代順式・時系列型 (若年者・経験が浅い人向き)≫
最初の仕事から現在の仕事まで順を追って記入する方式で、最もオーソドックスな記入方法です。
職務経験や役職が年代順に並んでいるため、キャリアの形成が分かりやすく、
社会人経験が1〜3年程度の人や、アルバイト経験が長い人に適している記述方法です。

≪逆年代式・逆時系列型 (キャリアが豊富な人向き)≫
最新の仕事から過去へ遡って職歴を記入する方式です。
中途採用の場合、企業は即戦力を求める傾向が強いため、
直近の職歴が強調される逆年代式で職務経歴書を書く方が多いです。
社会人歴が長く、キャリアアップしてきた人がスキルや能力、成果をアピールするのに適した記述方法です。

≪職能別式・キャリア式(転職回数が多い人向き)≫
時系列の経歴にこだわらずに、仕事の分野ごとにスキルや業績、評価を記入する方式です。
専門性の高い技術職や、転職や異動で多くの職種・分野を経験してきた人に適した記述方法です。

【自己紹介書の書き方】

自己紹介書のテンプレートはこちらからどうぞ

新卒・卒業見込み者や職業経験がない人は自己紹介書を作成する事をオススメします。
自己紹介書には、自己分析で棚卸しした自分の経験やアピールポイントを記入します。
履歴書よりも詳細に、あなた自身の強みや人間性をアピールできる書類ですので、
採用担当者に興味を持ってもらえるようなフレーズを用いたり、
見やすいレイアウトにしたりして、工夫をしながら作成してみましょう。

添え状

履歴書や職務経歴書等の応募書類を郵送する時には、
ただ封筒の中に応募書類を入れて送るのではなく、「このような内容の書類を送ります。」という、
挨拶状も兼ねた形で、応募書類の上に「添え状」を入れて一緒に送ります。

「添え状」については一般的に決まったフォーマットはありませんが、
書類の書き方の基本を押さえて作成する事で、
社会人としてビジネスレターが書けるというアピールにもなります。

せっかく、いろいろと考えて応募書類を作るのですから、
送付する時も気を抜かず、あなたの熱意を盛り込んだ内容にしましょう。

添え状のテンプレートはこちらからどうぞ

【添え状の内容】
1.書き出し
(3〜4行の文章量)
時候(季節)の挨拶、応募ルート
時候の挨拶はこちらを参考にしてください⇒時候の挨拶
2.自己PR、志望動機
(5〜10行程度の文章量)
自己PR、志望動機の内容を簡潔に入れてください。
3.締め
(4〜5行の文章量)
面接依頼、締めの挨拶

時候(季節)の挨拶

添え状や挨拶状の冒頭に入れる、時候(季節)の挨拶をまとめておきますので参考にしてください。

挨拶
1月 厳冬の候
2月 余寒の候
3月 早春の候
4月 春暖の候
5月 新緑の候
6月 初夏の候
7月 盛夏の候
8月 残暑の候
9月 初秋の候
10月 秋冷の候
11月 向寒の候
12月 寒冷の候

この季節の挨拶を用いて、添え状を書き始めます。
※例:拝啓(改行) 早春の候、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。

と、各月の挨拶に合わせて冒頭の挨拶を変えるわけですが、
ここで一つ、面倒臭がりの方に耳より情報です。

なんと、「○○の候」という言葉は、「時下」という単語で1年中代用できます。
※例:拝啓(改行) 時下、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。
時下というのは「今」をあらわしますので、いつでも大丈夫なのです。

各月ごとの挨拶でも、時下でもどちらでも特に問題ありませんので、
お好みの文章を使っていただければと思います。


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